2015年お正月明けにいつも朝聴いているFMラジオから薬膳の情報が流れてきました。
池田陽子さんの「ゆる薬膳」。
耳がダンボになって聞き入りました。
池田先生の経験から、ちょっと敷居の高い薬膳から気軽に誰でも取り入れられる薬膳に提案されたお話でした。
早速、本を購入。
こだわることは、何を食べるか!
新鮮な食材を用意出来なければ、コンビで手軽に買える缶詰でもよくて、手作りでないものでもOK。
この気軽さって大事です。フムフム、なるほどねーと実践していくうちに、もっと知りたい!いつもの学びたい欲求が湧いてきました。
どうせならちゃんと学びたい!
そこで出てきたのが、阪口珠未先生。
ラッキーなことに、丁度4月からの講座に間に合いました。
お料理のクラスと理論のクラス、欲張って2つのクラスを受講しました。
(欲張らなくてもよかったと後で後悔)
初級、中級、上級、3年通い、試験を受け晴れて薬膳セラピストになりました。
中医学、気功で少しかじっていたのに、よく理解できていなかったのです。木火土金水から丁寧に教えていただきようやく少し理解に至りました。
理論では、毎回小テスト。さび付いた頭には久しぶりのテストは苦しかったけど、繰り返し叩き込んでいくことで少し頭にも入ったような気がしました。入っていますように。
阪口先生の授業は、時折中国留学時のお話も織り交ぜられました。
漢方、薬膳を通して聞く中国は、とても自然で生活に根付いています。
昔からなされていることが今もなお続いています。
医食同源!大変興味深く、まだ見ぬ中国の印象が随分変わってきました。
生理が始まった女の子には、アイスクリームは食べさせないというお話。
身体を冷してはいけないということは、日本でも昔から言われていますが、気が付けばアイスは一年中食べられもすものね。
冷たいものを食べた身体は、温めるために働かなくてはなりません。
無駄に疲労させていたのですね。そんなことも実はとても大切な事だと改めて気づかされました。
学んだことを、即お客様との会話に織り交ぜて、落とし込んでいきました。
「髪は血余って言うんだって~。字のごとく、血の余りが髪の毛。貧血になると髪が縮れたり、抜けたりするよね。出産の後、やっぱり髪の毛抜けるね。それは、血が足りなくなるからなんだねー。血虚って言います。
そして、補うことは補血っていうんだって~。知らない食材だったけど、金針菜ってのがとてもいいらしいよ。これとても美味しくて、私は大好きになりました。」って感じ。
お客様の中には、興味を持たれ、学ばれた方もあります。
仲間が増えるって楽しいですね~。
中医学は、臓器と病気との関係を説明してくれます。
なるほど、こういうことだったのか~と病気になる経緯がわかってきます。。
例えば、肝鬱気滞。
よく言う、ストレス。
これは、肝気がうっ血して様々な症状がでること。
肝の疏泄がうまくいかなくなって気が滞るのですね。
すごーい!
これ、弁証論治っていいます。
病気の意味を説明してしまう中医学って素晴らしいです。
お客様のお話を伺いながら、こういうことかな?とつい頭の中であれこれ考えてしまいますね。
学びは終わりません。